カメレオン
学生の頃バンドでコピーをするときはそのアーティストを
出来るだけ真似していました。
X JAPANだったらYOSHIKIになりきり、
Led Zeppelinだったらジョンボーナムになりきるんです。
ドラマーの癖とかもできるだけ忠実に再現しようとします。
そしてその感覚やフレーズが体に入り、
吸収されオリジナリティとブレンドされます。
特に自分の好きなアーティストやジャンルだと
なお入ってきます。
ビジネスの世界でも、自己啓発の世界でも
「真似る」ことは共通のようでした。
この人のようになりたい。
どうやったらこのひとのようになれるんだろうか。
まずはその人に近づき、できるだけ時間を過ごすんです。
そうすると、その人が考えていることや、どう行動しているかなどが
見えてきます。それを真似するんです。
良いところだけを。
僕がおそうじビジネスを始めて間もない頃は
仕事が薄く、同じおそうじ会社から仕事を外注でよく受けていました。
何社かあったのですが、各社ともに違ったカラーがあり、
個々に大切にしていることがあるんです。
この会社のこういうところが良いなと思ったところや関心したことは
すぐ自分の中に取り込むようにしました。
真似をするのにお金はまったくかかりません。
タダですよね。いや、タダではない。それは自己資産です!
認められている人、成功されている人には
必ずその裏付けがあります。光っている部分です。
儲けたいのであれば
儲かっているビジネスモデルをやっている人に近づいて
その人の感覚を真似るのが良いし、
東大に入りたければ
東大出身の人に近づいて受験勉強法をそっくり真似るのが良いということです。
細かいディテールが積み重なって、
ハイクオリティの物まねになります。
ドラムでいうと、
ドラムセットのメーカー、インチ、皮のテンション、チューニング
スティック、持ち方、セッティング、マイクの位置、リズムの取り方、
くせ、、、、、など言い出したらきりが無いです。
東大生だったら、鉛筆なのか、シャーペンなのか、それはHBなのか2Bなのか、
書き方はキレイにだれでも読めるように書いているのか、それとも走り書きなのか、
参考書は丸暗記なのか、一日の勉強時間は、勉強する時間帯は、
集中するためにはどうしているのか、どこで勉強しているのか、、、など妄想ですがそんな感じだと思います。
絶対にこだわっているはず。
それを真似するんです。
恐らく感覚的なものなんだろうと思います。
こう叩きたい、えんぴつはこれを使いたい、
ビジネスモデルはこういう感じでいきたい。
お客さまにはこうしたほうがいい。
服装は革ジャンにブーツで化粧をして髪を金髪にしてヘアスプレーでおったてたい。
それがいいと思って行動した結果、成功したり、有名になったりしている。
オリジナリティは元々ある。
誰一人として同じ人間はいない。
ここからは少し感覚的なことですが
これらのことは、自然に訪れるんだろうと思います。
やってみたら?
これです。
向こうからガイダンスが自然にきて
それが人生を作っているようにも感じます。