まずは自分の手を汚せと言われたこと。

3年前の話。

私がよく行く煙草屋がある。
ある日行くと向こうから客のおじさんが話しかけてきた。話をしていると、その人は洗剤メーカーで勤め上げ定年退職されたそう。

私はその頃洗剤を作りたいと思っており、おじさんに洗剤を作るのを手伝って欲しいと言ったが、

おじさんは「もう定年だからさ。まずは自分の手を汚さないと笑笑。どうしてもダメだったらメールしておいで。」といって、メルアドを教えてくれた事があった。後日そのメルアドに連絡をしたのだが、メモのアドレスが間違っており、その後おじさんと話す事なく現在に至る。

その時の記事はこちら

「先ずは自分の手を汚せ」という言葉がずっと心に残っており、自分で勉強して作る以外に無いのかとずっと思っていた。

理系でもないし知識も経験も全く無い自分が洗剤を作ることなど無理に等しいとずっと思っていた。

だが洗剤を作りたいという気持ちはずっとあったので、周りにその気持ちを伝え続けていた。そしてタイミングが訪れる。

このタイミングは直感的にチャンスだと思った。

私はチャンスに乗った。

そこからライオンエコケミカル、第一石鹸の元代表取締役社長との出会いがあり、

社長監修の元、スーパーエコな洗剤を作ろうと今、手を汚している。

3年前タバコ屋でおじさんが言った様になっている。

これは一体どういう事だろうか。

念ずれば花開く🌼🌸

とはこうことであろう。

不可能と思っていたことも、あるタイミングでは可能だと思えるようになる。

「あ、作れるわ」と。

100回、200回と失敗を繰り返し続けると

成功に少しずつ近づく。これは間違いない。

少しずつ成功に近づいている時にまだ出来ていないけど「あ、行けるわコレ。」となる瞬間が訪れる。

最初は全くの無知だった自分が、今では論文を漁りまくって、必死になっている。

何か良いものが一つでも出てくると、それを取り寄せ試す。失敗する。論文見る。失敗する。

コレをひたすら繰り返していると、勝手に知識が頭に入っていることが分かる。

夢中になるとはこういうことだろう。

理科の先生の一方的な教えられる受け身の勉強方法よりも確実に頭に入る。

煙草屋でほんの数十分話したおじさんの何気ない言葉を未だ忘れることが出来なかったのも、

自分がそれを求めていたからだろう。

そして思い続ければそれは高確率で型になることが分かった。

簡単だ。こうしたいと思い続けるだけで良い。

念ずれば花絶対に開く。

もしかしたら自分の無意識で色々とそうなる様に勝手に行動しているかもしれない。

こうしたいんだよね〜。

そうなんだ!だったらこういうのあるよ!どう?

みたいな事がある。

こうしたいと思うのは自分の心の本心だ。

嘘はついていないはず。それが自分にとって偽りであれば、その結果は失敗に終わる可能性が高い。

親のレールに乗っかって、安全なレールを進んでいったときの虚しさ。これは本心ではないから。

辛いと思う。親は親。子は子である。

子供の卒園式で園長先生が言っていた。

やらされるのと自分から興味を持ってやるのでは全く違う。だから、子供達がやりたいと思っていることを出来るだけやらさせてくださいね。って。 園長分かっとるなと思った。

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