株式会社ゼロケー 岡田代表ロングインタビュー

2017年5月に開業し設立から3年4ヶ月が経過した株式会社ゼロケー。

代表の岡田さんに、マジ起を通じておそうじで独立開業するに至った経緯や、現在のお仕事の状況についてを語って頂きました。

とても誠実でタフな岡田さん。

今は従業員を数名雇い、少しずつ会社の規模を拡大しております。

それではインタビューしたいと思います。

インタビュアー

印南 柾杜
一般社団法人マジ起おそうじビジネス協会 代表理事

印南

それではよろしくお願いします!

岡田

よろしくお願いします!

印南

以前はどんな仕事をされていたのですか?

岡田

以前は部品関係を取り扱っている商社で 12 年間勤めていました。

印南

会社の中では主にどのような業務をしていたのですか?

岡田

基本的には経理以外の全ての事をやっていました。生産管理・人の管理・営業・新規企画などです。

印南

開業しようと思ったきっかけを教えてください。

岡田

最初は業界自体が低迷していく中で新しいことを会社に取り入れようとしていたんです。

そこで知り合いに IT関係の仕事をしている人がいて、ITがこれからというところで、話を聞きに行ったところ、紹介してくれたのがマジオキのホームページだったんです。

建築分野は僕には知らない世界だったのですが、色々調べていくうちにこれは会社に取り入れるというよりも「自分でやった方がいいな」と思って独立することになりました。

印南

「自分でやった方がいい」と思った理由を教えて頂けますか?

岡田

一番大きかったのは「リスクが少ない」ということでした。

僕にとっては低迷業界のサラリーマンの立場と比べるとリスクが少ない。会社では常にリスク回避を考え、最悪の状況を考えていたのですが、ハウスクリーニング独立を考えたときに、何千万、何億の借金を抱えることもなくリスクが低かったので、いけるかなと思いました。

後はどの業界も伸ばして行くだけだと思っていました。

いけるかなと思ったもう一つの理由は印南さんと話をして、この人だったら大丈夫だなと思ったということころもあります。

業種以前に「この人とだったら一緒にやれるかな」と思ったんです。

印南

最初から行けるという自信があったのでしょうか?

岡田

いや、やっぱり不安はありましたよ。最初は不安でした。
でも「一人じゃない」というところが大きかったですね。
マジ起が無ければ絶対にやってないです。

マジ起の内容やサポートなどの説明を聞いて、これなら行けるかなと、背中をポンと押してくれた感じです。

独立願望はあったのですが、日々の業務に追われたり、取引先で潰れた会社を何回も見てきたので、独立は怖いという部分はありました。

ただ、おそうじビジネスを見たときに、「これだったら僕にもやれるかな」という部分と、あとは印南さんの後押しで、もう自分の中で決まりました。

これから自分はこれでやっていこうと決めたんです。

印南

ありがとうございます!現在は何人体制で営業していますか?

岡田

今は従業員2名と私も出ているので、3 名体制ですね。あとは外注さんが2〜3人で常時ではないですが手伝ってもらっています。

印南

株式にされて何年目ですか?

岡田

まだ 1 年目ですね。

印南

株式にされた理由というのは何ですか?

岡田

人を雇い入れたいと思っていたので、それが一番の理由ですね。

僕が若い時にどこかに勤めたいと考えていた時は、代表の人柄と、会社がしっかりしているかがやはり気になっていました。また、個人事業と法人を比べたときに、やっぱり、法人のほうがしっかりしていると思ったのでそちらを選びました。

なのでちょっとでも働きやすい環境を整えるということを考えると法人がいいのかなと思ったんです。

なるべく早く法人を立ち上げて、黒字を重ねて信用のある会社にしたかった。それに、将来的に掃除以外の事業など、やることの幅を広げたいとも考えています。

印南

ハウスクリーニングの仕事内容については如何ですか?

岡田

やりたいといってくれる人はいるのですが、いつも言うのは「想像以上にきついよ」とは最初に言います。

僕たちが主にやっている掃除は、主婦がやるような掃除ではなく、大の大人が 1 日かけてキレイにする仕事ですので、きついよとは伝えます。

きついですがやっていて達成感はすごくあります。
あとは施工の最終の仕事なので責任感を持ってやっています。

そうじはもう自分たちの仕事なので出来て当たり前、キレイにして当たり前なのですが、掃除以外に例えば壊れている箇所があればお客様に伝えたり、その場で直せるのなら損得考えず直すということを徹底しています。

これで信用が出来て、そこから仕事が広がったことも何度もあります。

掃除で 1 万円のところを例えば網戸の張替えを覚えればプラスでお金を頂けるし、そういったことも引き受けるともう1万円プラスで合計2万円となったりするので。お客様もそれで助かりますのでお互いですね。

一番最後に物件に入れるというのはメリットですね。

今日この物件を仕上げないといけない時に、何か不備があった場合、現場にいる人間が出来たほうが絶対いいので。掃除って世間ではあまり良いイメージを持たれないと思うのですが、僕は思った以上にやりがいもあるし重宝されていると感じています。

印南

以前の仕事と今の仕事の違いを教えてください。

岡田

以前の仕事は 2 年サイクルでやっていたので、先々のことをやりながら、お金になるかどうかも分からない中で進めていっていたのですが、掃除の仕事は1日で完結していくので、その辺はスッキリと分かり易くていいですね。気持ちが楽になりました。

今は社員がいますので、1年先のことや、将来的なことを考えながら、今何をするべきなのかを考えてそれを実行するといった感じです。

印南

お客様に対して自社のブランド力をつけるために行っていることはありますか?

岡田

そうですね。1番は「仕事を断らない」ことですね。

あとは自社の社員の誰が施工しても全て同じになるようにはしています。道具も全部統一して、やり方も統一して、誰が担当したのか分からないレベルにしています。

外注さんにお願いをするときも、必ず最後物件にいって、自社の仕上がりまで手を加えています。

社員には毎日「ちょっとだけ頑張って」とはいっています。人よりもちょっとだけ頑張れることが出来れば、そのちょっとが積み重なったら凄い大きなことになりますので。

新規のお客様と打ち合わせをするときは、そのお客様や担当者が「何を一番求めているのか」をまず徹底的に考えます。求めているものが違っていたら、仕事にならないので。

印南

岡田社長!考え方が凄いですね。その辺が利益に還元されているのがわかります。

岡田

いやいや(笑)でもこの業界に穴があったのは分かったんです。その穴は業界のほどんどの方が個人事業主であるということですね。

個人なので仕事が重なると、仕事を断るしかなくなる。そうなるとお客様の仕事が回らなくなるんですね。

なのでお客様にとっては、「あいつのところに一括で投げとけば後は自動的に何とかなっている」というのが良いわけです。

ゼロケーにとりあえず振っとけば大丈夫だと思ってくれれば、信頼されていることになり、仕事がどんどん増えていきます。

印南

岡田社長!いいですね!

岡田

いやいや(笑)これも全部マジ起で教わったことですけどね。

印南

仕事の受注量はでうですか?

岡田

4月の繁忙期ですがコロナの影響も少なく、月間170件を施工しました。一日6件、多いときは10件ということもありました。(笑)

印南

170件!?めちゃくちゃやってますね!3人でですか?

岡田

一人は女の子なので1件が限界なので、残りの5件を男二人と、たまに外注さんにお願いして何とかこなせました。

理念の通り「絶対断らない」ということを徹底していました。繁忙期に断ったら意味がないと思っていました。

印南

掃除の粗利について教えて頂けますか?

岡田

単純に金額から消耗品のみを差し引くと90%以上は粗利ですね。もっと(粗利が)多い時もあります。

そこから、車両代や保険代、人件費などが差し引かれていきますけど。

印南

休みに関してはどのような感じですか?

岡田

基本は日曜日が休みです。週に1日は家族の時間を設けています。

印南

おそうじで独立開業したいと奥様に言ったとき反応はどうでした?

岡田

初めてその話をしたときはもう具体的に話せと(笑)どうやって集客して、資金調達して、どう運営してということを事細かく聞かれました。

ー 印南&岡田「(笑)」 ー

印南

奥さん結構やり手ですね!!

岡田

自分の考えを伝え、どうしてもやりたいということを伝えたら、もう次の日には了解してくれていました。

その時に3年で1000万円いかなかったら辞めるということと、毎月50万円は入れるとも伝えました。

印南

マジ起で始めて良かったこと・悪かったことを教えてください。

岡田

今が全てです。やっぱり結果が出ているので。

お金・生活・時間も含めて充実しています。時間は減りましたが、それでも嫌じゃないですね。

数字が伸びていくのが自分は一番うれしいです。

印南

では反対にマジ起のデメリットを教えてください。

岡田

改善点と言えば、みんなが同じことをやりたいと思って集まっているので、もっとみんながうまくリンクしたらなとは思います。

仕事があって手が足りていない人と、駆け出しで仕事が少ない人がいるので、あとはこれが得意、これが苦手とかあるので、営業の窓口がこれだけあって、成立したはずの仕事を取りこぼすのはもったいないとは思います。

なのでその辺がうまく回っていけばもっと良くなるのではとは思います。

印南

今後マジ起での開業を検討されている方に一言何か頂けますでしょうか?

岡田

そうですね。

これだけ背中を押してくれる印南さんだったりマジ起のメンバーがいるわけで、舞台は整っていますので、本気で独立開業したいと思っているのであれば、一歩の勇気を出してやってみてはと思います。

やる気、自発性があれば出来ると思います。

印南

不安に関してはどう思いますか?

岡田

最初のバックアップは全てマジ起がやってくれるので何も心配ないと思います。

僕が入った時はまだメンバーも少なかったですが、今は沢山いるので恵まれていると思います。

色んな人に聞けるのですから。こんな楽な起業ないですよ。

印南

みんな成長してますしね!

岡田

みんなできるんで。誰かが捕まらなかったら他の誰かに聞けばいいですから。

不安になるのは仕方ないのですが、それを考えても何も進まないので、みんながいるんで僕は良かったと思います。だだマジ起で言われたことを実行しただけなので。

心配することはないのではと思います。

印南

実行していく上で心がかけることはありますか?

岡田

やっぱり「自発的」に、あとはマジ起やメンバーの言うことを実行していくのみ。それを実行していけば絶対うまくいきます。

1000万円は100%いくと思います。

行かないのは自発性が足りなかったり、誰かのせいにしているだけだと思います。全部自分のせいだと置き換えれば絶対上手くいきます。

岡田

あと良いと思ったのは働き方ですね。

僕はどんどん数字を伸ばしていきたいのでガンガンやりますが、週に2回とか3回だけ働ければいいという働き方も出来るのが良いと思います。

その場合金額は下がってしまいますが、自分のライフワークバランスをこれくらいにしたいというのがあればそのように働けれると思います。

例えばパートをしている主婦が週に5回パートして10万円獲得するのと、技術を覚えて、週2回だけで10万円獲得するのとどっちがいいかという感じですね。

手に職ですから、しがらみもないし、自由度があると思います。
気持ちの面でも違うと思います。

この場合はどちらかというと下請けになりますが、金額さえ納得できればそのような生活も十分可能だし良いと思いますよ。

印南

サラリーマンは安定・起業は危険という考え方についてはどう思います
か?

岡田

それも自分自身だと思うのですが、サラリーマンが安定とか、起業が不安定とかそういうのではないと思うんですね。

大手にいてもリストラされる人はいっぱいいるし、それが果たして安定といえるのかどうかというところで。

じゃ、どういうのが安定かというと、どこに行っても通用する人だと思うんですよ。

自分で起業して、結果出して、お金も稼げて。これは安定してますよね。
僕はそうじ出来なくなったら違うことをやればいいと思っているんです。

それからサラリーマンで知識あって能力も高い人って安定していると思うんです。だから会社勤めが安定ではないんですね。

安定というのは、その人がちゃんとしているか、していないかだと思います。

サラリーマンでも今回東芝からはじかれたけど技術あるし、知識あるから松下に行くことになった。みたいな人がいたとします。

これって安定してますけど、環境によるものではないですよね。
自分自身が安定しているかどうかです。

企業もさっきの話じゃないですけどこの人が欲しいと思わせたもん勝ちじゃないですか。

そうなるには自分で能力を高めて頑張ってやっていくのが一番の安定だと思います。公務員はまた別かもしれませんけど。(笑)

印南

起業に一歩踏み出せない、その一歩を後押しするとしたらどんな言葉をかけますか?

岡田

マジ起のことを知ったということは、必ずどこか野心があったり、こうしたいというのがあるわけじゃないですか。

だったらそのことについて「一回真剣に考える」ということをやったらいいと思います。やっぱり本心としてはやりたいと思うんですね。でも「俺なんか」とか「結婚したから」「子供出来たから」とかで諦めるのは少し違うと僕は思います。

じゃ、安定の話じゃないですけど、このままの維持を考えたときに、50歳でリストラされたときにどうするのか?ということに関しての答えが気になりますね。

60歳、70歳になった時のことまで考えれてますか?ということだと思います。

マジ起が全てではないですが、それについてじっくり考えてみるのが良いのかなと思います。

それで行動に出れば良いと思うんですよ。無料体験もあるのでバンバン行けばいんですよ。

それでやっぱり体に合わないと思えば諦めがつくだろうし、これならやれると確信できるかもしれないし。

無料体験行って、印南さんの話を聞いて、自分の将来設計を考える。まずはそこからでしょうか。

僕はマジ起の加盟者なので、中の人間なので説得力に欠けるかもしれませんが、ロイヤリティもない、開業時にお金が安い、研修などは他所もありますが、営業までも一緒にやってくれるところ、補助してくれるところって中々ないんじゃないですかね。補助した=ロイヤリティなんで。それが無いというのが、自分でやったらやった分だけ稼げるし、かといってマジ起にかかる会費は変わらないので、そこはすごくいい点ですよ。僕からするとここまでやってくれて、あとやるだけなのに、あとは何が不安なの?って思います。

岡田

僕はマジ起の加盟者なので、中の人間なので説得力に欠けるかもしれませんが、

ロイヤリティが少ない、開業時にお金が安い、研修つきなどは他所もありますが、

営業までも一緒にやってくれたり
補助してくれるところ

これって中々ないんじゃないですかね。

普通は「営業の補助した=ロイヤリティが発生」となっちゃうんで。

それが無いというのが、自分でやったらやった分だけ稼げるし、かといってマジ起にかかる会費は変わらないので、そこはすごくいい点ですよ。

僕からするとここまでやってくれて、あとやるだけなのに、あとは何が不安なの?って思います。

岡田

今マジ起のメンバーって何人くらいですか?

印南

そうですね!自分もすごく楽しいですしね!みんなが成長していくじゃないですか。

それを見てるとすごく面白いです。1 年経つとまず悩みも違いますし、言ってることも違いますからね。(笑)

考え方も違うし、話し方も変わります。

岡田

いずれ僕も外部講師なんかで良ければ是非お手伝いさせてください!

印南

是非お願い致します!
今日は貴重なお時間を頂きありがとうございました!

今回は株式会社ゼロケー代表の岡田さんのインタビューでした。

インタビュー
2020年9月12日
一般社団法人マジ起おそうじビジネス協会
代表理事 印南 柾杜

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