僕が一番欲しかったもの

一社)マジ起おそうじビジネス協会の印南です。


先日九州エリアのマジ起講師と
福岡で夜ご飯を食べました。
彼もマジ起で独立開業し、
今では社員と多くの協力業者と連携し、
ハウスクリーニングだけではなく、
リフォームや新築までも手掛ける
建築会社へと成長しました。
その間わずか3年です。

そんな彼が私に勧めてくれた曲。
槇原敬之さんの「僕が一番欲しかったもの」です。
有名な曲で知ってはいたのですが、
今まで歌詞を理解せずにいました。
改めて聴くと、とても素晴らしい曲だと
感動しました。
歌詞を載せますね。

「僕が一番欲しかったもの」
作詞:槇原敬之     作曲:槇原敬之


さっきとても素敵なものを
拾って僕は喜んでいた
ふと気が付いて横に目をやると
誰かがいるのに気付いた
その人はさっき僕が拾った
素敵なものを今の僕以上に
必要としている人だと
言う事が分かった

惜しいような気もしたけど
僕はそれをあげる事にした

きっとまたこの先探していれば
もっと素敵なものが見つかるだろう
その人は何度もありがとうと
嬉しそうに僕に笑ってくれた

そのあとにもまた僕は
とても素敵なものを拾った
ふと気が付いて横に目をやると
また誰かがいるのに気付いた
その人もさっき僕が拾った
素敵なものを今の僕以上に
必要としている人だと
言う事が分かった

惜しいような気もしたけど
またそれをあげる事にした

きっとまたこの先探していれば
もっと素敵なものが見つかるだろう
なによりも僕を見て嬉しそうに
笑う顔が見れて嬉しかった

結局僕はそんな事を何度も繰り返し
最後には何も見つけられないまま
ここまで来た道を振り返ってみたら

僕のあげたものでたくさんの
人が幸せそうに笑っていて
それを見た時の気持ちが僕の
探していたものだと分かった

今までで一番素敵なものを
僕はとうとう拾う事が出来た

情けは人のためならず

ことわざに
「情けは人のためならず」というものがあります。

「情け」とは
 人間味のある心。他人をいたわる心。
人情情愛思いやり


情けは人のためならずは、
人に親切にしておくと
その相手のためになるだけではなく、
いずれ自分にもその情けが巡り返ってくる
という意味のことわざです。

利他の精神ですね。
5000円札にもなった
新渡戸稲造の「武士道」では
他人に何かをしたことによって、
その結果自分にも返ってくるという
事ですが、もっと踏み込むと、
情けは自分のために行うものである
ということのようです。

与えたことは忘れろ。
与えてもらったことは生涯忘れるな。

見返りを求めず、忘れよう。
与えてもらった時の感謝は
一生忘れないでいよう。

善因善果 悪因悪果

仏教でも
善因善果、悪因悪果という言葉があります。

善因善果・・・良い行いをすれば、おのずと良い結果をもたらす。
悪因悪果・・・悪い行いをすれば、必ず悪い結果をもたらす。

人だけではないと思います。
それは自然に対しても同じことが
言えると思います。


ご飯を食べれること。空気を吸えること。
キレイな水を飲めること。
全て自然が与えてくれているから、
生きていけます。
それを忘れないように。

野菜に水を与える。
野菜が良く育つ。
野菜を食べる。
恩恵を受けていると思います。

「拾った」という言葉

歌詞の中にある「拾った」という言い方。
とても深いですね。

色々な解釈ができると思いますが、
私は、「自分の人生は拾い物である」と
解釈してみました。

自分の人生というものは
他人によって成り立っているからです。
ご縁があって、興味を持ち、
それに向けて行動する。
ご縁(他者)の介入によって
自分の人生が作り上げられている。
自分が行うのは相手があってこそだからです。


良いもの見つけたと心ワクワクして
一つの事柄に進んで行きますが、
その良いものというのは
誰かの縁があっていつしか
そう思うようになった。

自分でこうしたい!と思ったのも、
前例というか、情報というか、
自分もこうなりたいという
お手本になるような存在が先ずある、
あるいは進んでいる最中に
そう思うようになったと思うんです。

だから、自分とは自分の様で
自分ではないと言えます。
それを諸法無我と言いますが、
自分の拾ったものと考えれば、
それを相手にスッと差し出すことが
容易になりそうですね。


チャンスは幾度となく訪れる

歌詞では自分が拾った割と大事なものを、
となりにいる人がそれを私以上に
必要としているとき、
その人にあげて喜んでもらう
という流れですが、
それを何回も繰り返すということも
奥が深いです。

ポイントは拾うチャンスは
向こう側から幾度となく
降り注いでいるということです。


それを拾うか、拾わないかの問題で、
一度取り損ねたチャンスも、
次にまた川上から
どんぶらこと流れてくるのです。

拾ったものを大切にする。
キレイに磨き上げる。
磨き上げたピカピカの拾いものは
誰かの役に立って、その人は笑顔で喜んでくれた。
本当は自分で何年も磨きあげたものだから、
あげたくないけど、
あげてもまたどんぶらこと川上から
流れてくるのであれば、
あげてもいいっかとなる。

そして気が付くと、
沢山の人を喜ばす結果となり、
それこそが私の幸せであり、
私がもっとも欲しかったものだと
思ったということです。

つまり自分の幸せを願うよりも
人の幸せを願うほうが
より幸せになれるということです。

それを武士は
「情けは自分のためにおこなうものだ」と
考えていたのではないでしょうか。

経営でも同じこと

私は清掃会社で起業した大きな理由は、
知り合いの不動産会社の社長さんの
勧めがあったからです。
それに乗るのか、乗らないかで人生は
大きく違っていたでしょう。

乗っかったものの、
すぐに結果がでるような甘いものではなく
私は3カ月で一度諦めました。
実家に帰って、公務員試験を受けてみたり、
地元で有名なお菓子屋さんの面接を受けてみたり。

でも心が弾まなかった。
自分の気持ちに嘘をついていたからです。
私はお金のことばかり、
自分のことばかり考えていました。

周りの社長さんたちに
色々助けられました。
中には叱ってくれる人も。

そして私はもう一度清掃業を
始めたのです。
その時は肚が座っていました。
すると自然と仕事を頂けて、
一番最初に直接的に仕事を頂けたときに
この上ない喜びを感じました。

私はその現場を儲け度外視で
これでもかというくらいにピカピカにしました。
そして取引先に認めてもらったのです。
とてもうれしくて。

そしたら、その会社さんが
別の会社さんを紹介してくださって、
また繋がってという感じでした。

仕事が多くなってきて
社員を入れてガンガン仕事をしていましたが、
社員は離れていきました。

私の責任です。
経営をしっかりしていなかった。
お客様だけではなく、従業員の幸せを
もっと大事に考えて行動しなければならなかった。

その為には、もっと価値のある商品を
提供しないといけないし、
もっと多くの方に喜んで頂けるように行動する。
それが私の役目だと、
15年続けてやっとのことで
すこし形になってきているなと
感じる次第です。

そういった実体験からこういうサービスが
あったら喜んでくれる人がいるのではないかと
5年前に清掃業・ハウスクリーニング業の
独立支援協会を立ち上げました。

そして今は全国各地80社以上の会社設立を
サポートしてきました。

そこで多くの幸せを頂いていることに
気が付きました。
多くのことを学ばさせてくれたり、
皆様の小さな進歩が私たちにとって
私事以上に幸せを感じられるのです。

ありがとうございます。

九州エリア講師との話も
私が悩みを聴く立場にもかかわらず、
マジ起のことを真剣に考えてくれている姿、
そして私にとってタイムリーな
素敵な曲を紹介してくださりました。

とても幸せを感じます。
ありがとうございます!












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